この記事ではPower BIプレビュー機能の最新のビジュアルツールヒントを使用したドリルアップ、ドリルスルーの使用方法について紹介します。 (※2021年7月19日現在)
こちらはまだプレビュー機能ですが今後追加が予定されていますので、この記事でどのような機能か利点、欠点含めて簡単に把握しましょう!
【まとめ】
最新のビジュアルツールヒントのドリルアップ、ドリルスルー機能の利点と課題点
利点:右クリックや他のボタンを作らずにドリルスルーやドリルダウン操作が可能
課題点:ヒントツールとの併用ができない (右クリックで従来通りの使用は可能)
【Power BI プレビュー機能の利用方法】
※プレビュー機能はPower BI premiumで利用可能です! デフォルトではオンになっていないため、ファイル→オプションと設定からプレビュー機能の最新のビジュアルツールヒントをオンにして再起動します。
以上でプレビュー機能の使用準備は完了です。
今回使用するデータはExcelのPower Queryで複数ファイルを読込む機能で準備した売上データを使用します。
過去記事はこちらから
【初心者向け】Excelでフォルダ内のファイルを一括で編集・加工する方法 (Power Query)
ビジュアルは積み上げ棒グラフを選択して、軸は日付列、凡例は商品名、値に売上を加えてグラフを作成します。
最新のビジュアルツールヒントがオンになっているとグラフ内の棒にカーソルを合わせるとドリルアップ、ドリルスルーの選択が表示されます!
以前までの表示は↓のようにカーソルを合わせただけではドリルアップ、ドリルスルー表示はでません。
カーソルを合わせるだけでドリルアップとドリルスルーの操作ができるのは地味ですが便利な機能ですね。
一方で課題点としてはツールヒントページと組み合わせて利用できない点です…。
↓のような商品名と単価のツールヒントページを作成して、グラフ側で表示させた場合、ツールヒントページは表示されますが、ドリルアップ、ドリルスルーの表示が消えてしまいます! (今までどおり右クリックでの操作は可能です。)
最新のビジュアルツールヒント機能を利用しながらヒントを表示したい場合は、↓のようにグラフのヒントに入れておく必要があります。
こちらの部分に関しては今後のアップデートに期待です!
【結論】
以上が最新のビジュアルツールヒントを利用してドリルアップ、ドリルスルーを行う方法です!
Desktop上でレポートを作成する方にとっては今までの機能でもそこまで違いはありませんが、Power BIサービスを見るだけのユーザーにとってはカーソルを合わせることで直感的に操作できて非常に有用なアップデートだと思います。
実装後はぜひほかのユーザーにもお知らせして活用しましょう!
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