この記事では、
- Power BI (PBI)とは何か、何ができるのか
- PBIのインストール方法
について紹介していきます。
Business Intelligence (BI) ツール、PBIでどんなことができるのか知りたいという方向けに解説していきます。
結論
- PBIは複数のデータベースと接続し、データの可視化を行うBIツールの一種
- Gartner reportではBIプラットフォームのLeadersポジション
- データを組み合わせて可視化する事でルーチン業務の自動化、ビジネス上の意思決定スピードの向上、サポートを行う
- Excel、Accessと操作が似ている。行った操作が記録されるため業務の自動化も可能
- Excelで扱えない大量のデータが処理でき、Accessでは難しいグラフの作成が可能
- 個人で使用する場合はPBI DesktopのみのインストールでOK
PBIとは
PBIはMicrosoft社が提供するBIツールです。役割は、複数のデータベースとの接続、データの可視化を行い、KPIや販売戦略などの意思決定につなげる事です。 具体的な例としては、
例1:顧客データと販売実績、広告 (DM)、セールスの活動履歴などの異なるデータベースと接続して、何が顧客の購買行動に最も影響しているか、簡単に把握する
例2:過去の製品在庫の傾向と現在の在庫を比較して仕入れを行うべきか、仕入れるならどの程度仕入れるべきかなどの意思決定をサポート
例3:毎週Excelで顧客ごとに集計して作成する実績レポートの自動化
などが挙げられます。
要約すると、複数のデータベースを繋げて、ビジュアル (グラフ)化することで、ルーチン業務の自動化や意思決定のサポート、スピードを向上させるためのツールです。
2020年現在、各社のBIプラットフォームのポジションは以下のようなイメージで、MicrosoftのBIプラットフォームはLeadersポジションに位置しています。
(Data Source : https://info.microsoft.com/ww-landing-2020-gartner-magic-quadrant-for-analytics-and-business-intelligence.html?LCID=EN-US&ls=Website)
また、PBI自体は無料でも大体の機能を扱う事ができ、ExcelとAccessの操作と似た部分が多いため、比較的に抵抗なく扱えると思います。
イメージとしてはAccessのように大量のデータとリレーションの管理が行えて、Excelのようにグラフや分析が行えます。
一度行った操作を記録できるのでExcelで行っているルーチン業務の改善にも役立ちます。
BIツールとしての使い方以外にもExcelやcsvデータの加工手段としても便利なツールです。
PBIの製品プラン
PBIにはPBI Desktop、Pro、Premiumといった製品がありますが、個人で使用する分には無料のPBI Desktopのみで十分です。
PBI Desktopが使用できればデータの接続とレポートの作成が可能です。
企業やチームで使用する場合にProやPremiumをご検討ください。
ProやPremiumでは作成したレポートを他の人が閲覧でき、AI活用のデータモデリング、ビッグデータの取り扱いが可能です。また新機能のプレビュー表示など先行体験もできます。
Proは月額$9.99で1アカウントごとの契約、Premiumは年間$4,995でチーム、企業で一括契約のような設定です。
詳細はこちらのページでご確認ください。https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/pricing/
PBIのアップデート内容の確認方法について
こちらは公式のPBIブログで更新内容について確認できます。
https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/blog/
英語で記載されているので苦手な方はGoogle翻訳などで頑張りましょう!このブログでも更新情報について今後紹介していきたいと思います。
PBI Desktopのインストール方法
まずはPBI Desktopのダウンロードサイトに移動
リンク:https://www.microsoft.com/ja-JP/download/details.aspx?id=58494
1.言語を選択 (今回は日本語)
2.ダウンロードをクリックしてインストールするPCに合わせてファイルを選択
3.ダウンロードしたファイルをインストール
4.インストールして起動すると名前、e-mail、電話番号、企業名、従業員数、役職など聞かれますが個人の場合は企業、従業員数、役職は適当でもOK
5.画面が起動したらポップアップしている画面は閉じる
※アカウントをお持ちの方はここでサインイン、無料で使う場合は「無料で試す」を押さない事!Proの試用画面に移動してしまいます。
以上でPBI Desktopのインストールは完了です。
まとめ
PBIは今後導入される企業が増えていくと考えられます。無料でレポートの作成やデータ接続が行えるため、簡単に学習していく事が可能なのでぜひ取り組んでみてください!
ExcelやAccessになれている方であればすんなり運用できると思います。
具体的なデータの取得方法、ビジュアルの作成、読み込みデータの加工方法など追加していきます。 BIツールってなんだかわからない、使い方が分からない方も一緒に取り組んでいきましょう!
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