Mac OSでPythonの環境構築を行う方法 (Homebrew、venv)【簡単・初心者向け】

terminal




この記事ではMac OSでPythonの環境構築を行う方法 (Homebrew)について解説していきます。

私はいままで15年以上Windows OSしか使ったことがなく、Mac初心者ですがその分はまりやすい部分を細かく解説します!

プログラミング学習はMac OSの方が整っていると聞き、慣れ親しんだWindowsからMacに挑戦したい方は是非この記事を参考にしてください!

それでは解説していきます。

【まとめ】Homebrew、venvでPython環境を構築するのは3ステップ!

  • Homebrewをwebからダウンロード
  • Python3のダウンロード
  • venvを使用して仮想環境を構築

Homebrewのインストール

まずはHomebrewをインストールします。HomebrewはMac OSのパッケージマネージャの一つで、様々なソフトウェアの追加や削除をサポートしてくれます。

Homebrew以外にもMacPortsやFlinkといったパッケージマネージャがありますが、複数入れてしまうと不具合を招いてしまうためどれか一つを使用しましょう。

Homebrewのサイト (https://brew.sh/index_ja)にアクセスして、インストールの下に書かれているコードをコピーしてターミナルに貼り付けて実行しましょう。

こちらのコードはwebサイトのものが最新版なので、必ずサイトにアクセスしてコードを取得しましょう。 Homebrewのインストールはこれで完了です!

Python3のインストール

次はPython3をインストールしていきます。

Mac OSではデフォルトでPython2がインストールされています。

ターミナル上でPythonの場所を検索するには

$ which python
→ /user/bin/python

と入力すると保存場所が表示されます。versionの確認は以下のコードを入力します。

$ python –version
→ Python 2.7.16

このようにpython2はインストールされているのですが、python2はサポートが切れてしまうため、今後の開発ではpython3を使う方が無難です。

そのため、新しくpython3を↓のコードでインストールします。

$ brew install python3

正常にインストールが完了できたかどうかはpython3の場所と、versionで確認できます。

$ which python3
→ usr/local/bin/python3

$ python3 –version
→ Python 3.9.6

python3の保存場所と、versinonが確認できたらpython3のインストールも完了です! 最後に仮想環境を構築しましょう。

venvを使用した仮想環境の構築

Python3のインストールまで完了すればもうプログラミングを行うことが可能ですが、仮想環境を作ることで、複数プロジェクトを開発する際に、それぞれのプロジェクト同士が影響し合わないようにすることができます。

ちょっと分かりづらいのですが、

仮想環境がない場合、新しいプロジェクトを作成する際に外部ライブラリを最新版に更新すると、1年前に古いversionで作成していたプロジェクトのversionが変更されたため正常に動作しない可能性があります。

プロジェクトごとに仮想環境を構築していると、古いプロジェクトと新しいプロジェクトはプロジェクトごとにインストールされたライブラリを使用するので片方を最新版にアップデートしても他のプロジェクトへの影響がありません!

仮想環境の構築は以下の手順で行います。

まずは仮想環境を保存するディレクトリを作成します。

$ mkdir python-test

このコードでユーザーの直下にpython-testというディレクトリが作成されます。

このディレクトリ内にtestenvという仮想環境を構築します。

$ cd python-test

(python-testディレクトリに移動)

$ python3 -m venv testvenv

(testvenvディレクトリを作成) これで仮想環境の構築が完了しました!

仮想環境の実行方法は

$ source testenv/bin/activate

で実行可能です。

仮想環境を実行すると画像のように (仮想環境名)がターミナルに表示されます。

今後プロジェクトを実施する場合は、この仮想環境内に必要なパッケージ等をインストールして使用していきます! 以上が仮想環境の構築でした。

【まとめ】仮想環境はvenv以外にも多くあるが初心者にはvenvが簡単

ここまでvenvを使って仮想環境を構築しましたが、venv以外にもpyenv、python-virutualenv、anaconda、pipenvなど様々な方法があります。

それぞれに得意、不得意な部分がありますが、今回はMac OS初心者向けに最も簡単なvenvでの環境構築を紹介しました! プログラミング学習のレベルが上がり、venvでは物足りなくなった際にはぜひ他の仮想環境構築にもチャレンジしてください!




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です